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ヴァイオリン上達のための相談室

 

 毎日が発見!

  

  

 

ヴァイオリンはピアノと違って叩けば正しい音程がとれる楽器では

ありません。しかも弓を使って非常に非合理的姿勢で弾かなく

らないためリズムも非常にとりづらいものです。それでもその音色

と表現力の大きさのためにヴァイオリンは作曲家と演奏家と聴衆に

よって発展してきました。 

                                   

ヴァイオリンを習いたいという欲求は小さい子供にもありますが、多

は親の意図によってかと思われます。才能教育または情操教育

という教育の一環として取り上げられてきた感があります。日本で

西洋文化に追いつこうとして早期教育が喧伝されました。それはそ

れとして一方で本当の楽しみや安らぎを求めて熟年世代が音楽をは

じめるようになりました。演奏家になるためだけに、また子供の教育

のためにヴァイオリンがあるわけでなく、その魅力的な音色を自分で

出してみたい大作曲家の作品に触れたいとい心のゆとりが日本でも

できつつあるように思われます。

                              

私のヴァイオリン教室でも50代、40代、30代と年齢が広範囲になっ

きています。技術的な問題は確かに年齢からきています。しかし

それを越えて人に聞かせるためでなくまた競争するためでもなく本当

に音楽を楽しみたいという人が増えてきたように思います。      

 

 

 

そこでヴァイオリンを上達させるためになかなか先生に聞けないこと

または独学で教えてくれる人のいない人の手助けになればと考え

ました。また上達する方法を具体的に合理的に納得できるように示

したいと思います。練習方法に困ったり、壁にぶち当たった方も是非

お気軽にメールをお寄せ下さい。

           

 

                           

 これまでのいただいたメールの中から

 

 

 

 

 

 

♪左手の親指

 

 

初めまして。
ヴァイオリンについて色々と検索をしていた所、HPに辿り着きました。

ワンポイントアドバイスなど楽しく読ませて貰いました。私は昨年の9月

からヴァイオリンを習い始めたまだまだ初級の域を出ない者ですが、よ

ろしくお願いします。

技術的な悩みは尽きないのですが、最近は左手の形やフォームが今

ひとつ決まらず悩んでいます。まずは親指なんですが、ネックと触れる

位置は指の腹なのかや や側面で触れるべきなのか・・・、人差し指も悩

みのタネで、人差し指の付け根あたりにネックを乗せる様(支えるように)

に持ってしまっているのが気になっています。

何かアドバイスを頂けるとうれしいです、分かりにくい内容ですみませ
ん。
それでは。

 

 

> まずは親指なんですが、ネックと触れる位置は指の腹なのかやや側

面で触れるべきなのか・・・、

これは「指の腹」です。
側面でネックに触れているとポジション移動をする時に支障をきたしま

す。ネックと並行にしておけば移動は楽で自然にできます。ためしに親

指だけでネック横で動かしてみてください。側面では移動にブレーキを

かけるような感じに見えませんか。自由を阻害するのがどちらかおわ

かりいただけると思います。

この親指の向きと人差指の押さえ方は相対しているもので重要な基本

です。これをないがしろにすると大変です。もし親指が側面になって弾

いている場合人差指の押さえ方から影響を受けているものでどこか不

自然な力が入っています。

指の押さえ方はまず親指と2の指を押さえ1の指をいったん伸ばしてか

ら押さえます。くれぐれも1の指から順番に押さえると思わないで下さい。

また親指と人差指が向かい合わせにするというだけですまさないで下

さい。そうすると親指が側面でふれるフォームになってしまいます。

いずれにしても不自然な力が入ってはいけません。いつも自由に動くこ

とが基本です。第1段階はなかなか簡単にはいかないかもしれませんが

ためして見て下さい。

おわかりいただけたらうれしいです。がんばって下さい。

 

 

 

 ♪選曲

 

最近、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータを生で聴く機会にめぐまれた

のですが、(ソナタ1番とパルティータ2番)やはり素晴らしい曲でした。

先生に楽譜をお借りしてみたのですが、やはり難しい。(笑)
とても現状では手が出なさそうな曲ばかりでしたが、パルティータ2番の

アルマンドだけは音域的には、現在の技術でなんとかなりそうなので、

つい最期まで読んでしまったのですが、こういう事はやめておいた方が

良いのでしょうか?まだ全く未熟なうちに、あまり高尚な曲を触らない方

が良かったのではなかったかと、今になって後悔したりしてます。
この曲は大体どのくらいのキャリアから手をつけるのが妥当だと思われ
ますか?ご意見を伺いたく、メールさせていただきました。それでは。

 

 

バッハのような名曲を演奏したいという欲求は誰もが持つものでしょう。
ことにバッハは練習曲としても優れたものに思います。曲と思わず練習
のために弾く価値はあると思います。それをきちんと弾くということはそ
れぞれのレベルでできると思いますが大変なことです。

この間テレビでピアニストのフジコ・ヘミングさんがつまらない練習曲をた
えず弾いているより名曲の一節を弾いた方がいいでしょ、と言っていまし

た。それも言えるなあと感心しました。

しかし、ここからが問題ですがそれが消化不良でその作品を見損なって
しまう危険があるということです。一時の快感のために何もその作品を理
解できないうちに食べ残してしまうということです。

練習の意味や効果がわかっている段階にあって練習としてその作品を

理解しながら弾くなら意味はあると思いますが漫然と弾いてしまうと飽き

がきたり不感症になってしまい作品の価値を下げてしまう結果になります。

やはりある程度は禁欲的になる必要があります。それがその作品の感
動を大きくすると思うのですが。それはぱるるるさんが書かれた通りかと
思います。

難しい曲をたえず挑戦して上達する方法もあると思います。が、それは時
間がかかってかえってとうまわりしてしまうことになるように思います。や
はりきちんと段階を踏んだ方が早道かと思います。

バッハの無伴奏を弾くレベルはいちがいに言えませんが私の見方はクロ
イツェルの教本がある程度あまりてこずらずにこなせる段階かと考えてい
ます。音程やリズム、フレーズ、音形の把握など掘り下げなくてはならな
いことがたくさんあります。この教本はバッハを弾く時に非常に役立ちま
す。

まとまりなく書きましたがそんなところでしょうか。私も楽にバッハが弾け
たらと思いながら弾いています。ビオラで無伴奏チェロ組曲なども。

 

 

♪弦を押さえる指の位置

 

 

なるほど、ビブラートをかけるようになれば人差し指もネックから離れるこ

とになるわけですか。そう考えると、やはり脱力とアゴでの楽器の支えが

一層必要になってくるような気がしてます。でもまだ先の話なので、今は

頭の片隅に置いておきます。

ビブラートで思い出したんですが、先生の指先を見てると弦の跡?でしょ

うか、指先を斜めに(やや縦に)スジが通っていました。これは、弦の押さ

え方による ものなんでしょうか?スジをあの位置に入れようとすると、爪が

自分の顔に向くような感じで押さえないと難しいようです。こういう押さえ方

が正しいんでしょ うか?少し気になったので書いてみました。

p.s
毎回、非常に参考になる返信ありがとうございます。レッスンは月2回で、

先生の方も優秀な若い生徒さんを数多く教えておられるという事もあって、

なかなか質問などがしにくい状況なんです。(先生はピアノ弾きである母か

ら紹介してもらいました)そういう意味で、いただいているご回答は練習す

る上でもレッスン を進めていく上でも、有り難いかぎりです。

何がしかのご参考になれば幸いです。

> ビブラートで思い出したんですが、先生の指先を見てるとの跡?でしょうか

これはビブラートをかけて弦が振動することで跡がつきます。弦の鉄粉が

つきます。

> スジをあの位置に入れようとすると、爪が自分の顔に向く ような感じで押
 さえないと難しいようです。こういう押さえ方が正しいんでしょうか?

そうです。爪の中央かあるいは向かってほんの少し左側の位置で弦を押さ
えます。手の大きさによって若干違いますが。

爪の向きは人差指は自分の顔に向いています。中指と薬指は少し斜めに
小指はかなり上に向いて押さえます。4本ともそれぞれの独立しフォームが
ありますので同じに考えないで下さい。もしかして4本の指と弦を並行に押

さえると思われていたら間違いですので気をつけて下さい。

よく先生を観察していらっしゃるので書かれたことから推測して先生のフォ

ームを真似ることが良いようです。とにかく盗めです。それができる方に思

います。優秀な生徒さんを見たり聞いたりする機会があって大変恵まれて

いますね。

がんばって下さい。また何かありましたらどうぞお越し下さい。

 

 

 

 ♪レッスンの進み具合  左手の親指とネック 

 

 

先日は返信ありがとうございました。親指の件、注意して練習してみます。

昨日、レッスンがあったのですが、とうとうポジション移動に入ることになり

ました。(2nd、3rd)先生曰く、ポジション移動になれることによって指もほ

ぐれて来て、しいては低いポジション(1st)も自然に安定してくるようになる

とのことです。
私は去年の9月から始めて、ちょうど半年あまりが経っていますが、少々進

むのが早すぎるのではないかと少し心配しているのですが、このくらいは普

通なんでしょうか?(今は新しいヴァイオリン教本3巻、カイザーの1巻をやっ

てます)

あと、質問なんですが、1stポジションでE線を弾くとき、人差し指の付け根

はネックにから離すべきなんでしょうか?先生が弾いてるのを見ていると、

他の線では触れてますが、E線を弾く時は離れているように見えたので、気

になっています。

 

> 昨日、レッスンがあったのですが、とうとうポジション移動に入ることにな

 りました。(2nd、3rd)先生曰く、ポジション移動になれることによって指も

 ほぐれて来て、しいては低いポジション(1st)も自然に安定してくるように

 なると のことです。

 その通りです。本当はヴァイオリンは3rdポジションからはじめた方がいい

 くらいです。しかし2ndは難しいと思います。

> 私は去年の9月から始めて、ちょうど半年あまりが経っていますが、少々

 進むのが早すぎるのではないかと少し心配しているのですが、このくらい

 は普通なんでしょうか?

年齢にもよりますがこれは個人差があります。それと先生の考え方もあり

ます。どんどん挑戦させた方がいいとお考えになったのだと思います。合格

の基準も先生によってまちまちです。
音程がちょっとでも狂えば先に進めない先生もいますし細かいところは経験

克服できるとしてヴァイオリンの曲をたくさん経験させる先生もいます。い

ずれにしても簡単な曲でも音程、リズム、音楽性を人に聞かせることができ

るということが大切です。

> あと、質問なんですが、1stポジションでE線を弾くとき、人差し指の付け根

 はネックにから離>すべきなんでしょうか?先生が弾いてるのを見て いると、

 他の線では触れてますが、E線を弾く時は離れているように見えたので、気 

 になっています。

ビブラートがまだかけられない段階では多分ネックにくっついていると思いま

すが、ビブラートをかけるようになれば当然離さなければかかりません。今の

段階 ではどの弦を弾いていても、4の指を押さえている時もフォームが崩れ

に弾けることが大切で、そのついているいないは重要なことではないと思

います。ただ 人差指に力が入っているように押さえていたらいけません。4本

の指均等な力で押さえられることの方が大切です。
 
ヴァイオリンに対して鋭い観察は最大の先生です。ぱるるるさんの一生懸命

意気込みが伝わってきます。これからも頑張って下さい。

 

 

 

 ♪音程

 

 

初めまして、私はバイオリンを始めて3ヶ月になる20歳の男です。
色々とバイオリン関係の検索をしていたところ、佐藤さんのページに辿り着

きました。音程こういうことを言うと、生意気に聞こえるかもしれませんが、最近

ぶちあたっておりまして、「ワンポイントレッスン」のページは非常に参考に

なりました。

私はピアノを小さい頃からやっていたこともあって、それなりの音感やリズム感

はあったつもりなのですが、なかなかバイオリンは難しいです。今は「新しい ヴ

ァイオリン教本」を先生に与えられてやっているのですが、1巻が終わり、2巻に

入った所、練習曲が格段に難しくなっており、大変さを感じております。

最近の悩みはと言うと、やはり「音程」なのですが、なかなか正確な音程をとる

ことが出来ません。そこでお聞きしたいのですが、「音程」というものは「目」でと

るものなのでしょうか?

「目」で見ても音程が良くならないのは分かっているのですが、そうなると演奏中、

演奏者はどこを見ていることになるのか・・・・・・やはり指板を見ているのでしょう

か?

最終的には、「耳」と「指」の感覚で音程をとることになるのだと思いますが、まだ

バイオリンを始めてそれほど経っていないこともあって、ついつい目が指板ばか

りに行ってしまいます。

長くなりましたが、疑問にお答えいただければ幸いです。

 

 

> 私はピアノを小さい頃からやっていたこともあって、それなりの音感やリズ

 ム感はあったつもりなのですが、なかなかバイオリンは難しいです。

そこがヴァイオリンの奥の深いところかもしれません。ピアノ向きの人と弦向

きの人がいるように思います。今までの知り得た人も楽器の変更によって急

成長し た人を何人も知っています。またオーケストラ・プレーヤーでヴァイオリ

ンから管楽器ことにホルンに移った人の多さに驚いたことがあります。ひと

付け加え ればただ絶対音感を持っている生徒を何人か教えましたが必ず

しも上達しませんでした。

> 最近の悩みはと言うと、やはり「音程」なのですが、なかなか正確な音程を

 とることが出来ません。

これはヴァイオリニストにとって最大の課題ですね。どんな巨匠でもそうらし

いです。若い頃ヴァイオリニストの天〇敦〇さんがレオニード・コーガンに師

事しロシアに行って教わったのはスケールだけだったと言っていたのを思い

出しました。

> そこでお聞きしたいのですが、「音程」というものは「目」でとるものなので

 しょうか?

このご質問はケースバイケースです。全く指を見ないというよりは見た

といったほうがいいかもしれませんが楽器の向きを横にしている方が

由に弾 ける感じがします。では、見てはいけないかというとやはり初歩の

段階では見た方がいいと思います。視覚的な補助は必要です。大まかな

調整はそれでできます。 しかし先生によっては指板に印やテープをはりま

すがそれは一時的でとにかく曲を弾かせたいという親心だけでヴァイオリン

の音感の習得には役立たないように 思います。

しかしもっとも難しい微調整はやはり音感になりますし見えるものではあり

ません。押さえる位置は合っていても押さえ方でも音程の高低があります。

指のどの 部分で押さえるかによってもあるいは圧力でも違ってしまいます。

ですから見ることだけで音程を良くすることにはなりません。見ることは初歩

的には必要に思 いますがそれ以上のものではありません。ただ音程が良く

なればどの指もだいたい爪の中央あたりに弦があたりフォームも山形のよう

になり見栄えよくなりま す。それは教本の写真通りです。

一つひとつの音をずらしながらここだと思う位置をみつけて納得し体感して

いく根気がまず必要です。これをすれば誰でもいい音程に必ず当ります。音

痴を治す のも音をズリ上げたり下げたりする方法をとるのをみればこれしか

ないということがわかります。この気の長い努力を惜しまなければ音程がよ

くなると確信して います。

音感のある生徒の最初の壁はヴァイオリンの音程に平均律と純正調の音程

がありどっちつかずになってしまうことです。ちょっと矛盾しますが。

まずはじめの1の指の位置から問題になってしまうのです。ヴァイオリンは隣

の弦の共鳴によって成り立っていますがたとえばA線の1のシの指はE線の

ミの音 に対して4度になり平均律で取れますが下の弦のD線のレに対しては

長6度でそれより低くしないと響きません。したがってどちらの響きを強く感じ

るかによっ てどちらかに片よってしまうのです。当然メロディとして音程を取っ

ていければそれですむことなのですが。そこがピアノのように単一でない難

しさかと思いま す。もちろんアンサンブルになればその差がハーモニーの美

しさになるのですが。

私の考えではやはりたえず音程を検証できる耳を育てることが肝要で指を見

る見ないは安心するかしないか個人的な好みかと思います。ちょっとまわり

くどくご理解しにくいかと思いますがやはりその人を見ての方法になるように

思います。文字にすると難しいです(笑)
 

 ♪左右の手の親指

 

 

先日は、左手に関して丁寧な返信ありがとうございました。大変参考になり

ました。やはり指の腹で触れるのですね、確かにネック上で動かすと側面で

はやりにくい事が良く分かります。

また一つ質問があるのですが、演奏中に親指が移動することはやはり問題

があるのでしょうか?
例えば、1stポジションで弾いてる時に上下(指板から親指が出るor出ない)

や、前後(スクロールor駒方向)に動いてしまうというのは、どうでしょうか?

また分かりにくい質問ですみません、それでは。

 

 

左右の手の親指は非常に重要です。だいたい左右対称のフォームになり

ます。弓を持っている親指が反っていたり曲がっていたら左手も同じように

なっているはずです。

親指の適正なフォームはその人の体格によって違ってきます。大柄な人は

親指がネックより出ますが小柄な人はネックの下の方に反ってしまうことが

あります。それは一概に否定できませんがやはり「自由にポジション移動が

できる態勢」になくてはなりません。

左手の親指は押さえ方の「物差し」になるものですから独立して安定してい

なければなりません。4本の指が押さえるたびに動いては音程も不安定に

なります。全く動かないということはないでしょうがほとんど動いてはいけま

せん。おそらく左手で楽器を支える割合が高く左手に負担がかかっているた

めと思われます。

この練習法としては顎と肩で楽器を支えて親指をネックにつけないで4本の

指を押さえることによってうまくなると思います。初歩の段階では難しいかも

しれませんがとにかく左手で楽器をささえてはいけません。後のビブラートに

も支障をきたすことになります。

それと大切なことは親指の位置はだいたい第1ポジションでは人差指と中指

の中間ぐらいにあると楽です。高さはネックからちょっと出るくらいがいいと

思います。欧米人のように背が高い人はかなり出ていてあたかも楽器を握っ
ているかのように見えますが小柄の人がそれを真似たら大変です。

このように書きましたがやはりその人の求める音がフォームを決めます。人に

よって違うおもしろさもあります。他人とすべて同じでなければいけないという

こともありませんし、すべて自分の思う通りのフォームでなければ気がすま
ないという独り善がりであってもいけません。その人にとっていかに自然に楽

に表現できるフォームになっているかを見極めことが大切です。

以上 参考にしていただければ幸いです。

 

 

 ♪スピッカート 先生につくこと

 

 

自分は、大学1年生なのですが、ヴァイオリンをはじめて10ヶ月程度の者で

す。質問をさせてください。

スピッカートとサルタートって同じなのでしょうか?それとも違うのでしょうか?
自分はサルタートは腕全体、スピッカートは手首から先(指?)みたいな解釈
をしているんですが、どうなのでしょうか?
またカイザーの1巻の巻末に「サルタートとスピッカート・ソティーレを一緒にし

てはならない」って書いてあったんですが、スピッカート・ソティーレとスピッカ

ートって同じなんですか?

また、今、自分はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークをやってるん

ですが、最初の8分音譜などは、どのようにひけばいいのでしょうか?
いろいろ質問してすいません。自分は先生についていないので、自分でやっ

てる事が不安でしかたありません。是非教えてください。

 

> スピッカートとサルタートって同じなのでしょうか?それとも違うのでしょうか?

違います。

> 自分はサルタートは腕全体、スピッカートは手首から先(指?)みたいな

 解釈をしているんですが、どうなのでしょうか?

見た目はその通りです。

このスピッカートとサルタートの基本はデタッシェで「肘」の使い方にありま。
「デタッシェ」~「マルカート」~「マルトレ」~「スピッカート」~「サルタート」と
全て同じ線上にあります。これを別々にはできません。HPにも書いてあるよ

うな練習になります。カール・フレッシュが命名した「跳弓(スピッカート)」 「投

弓(サルタート)」が明解かと。スピッカートの名曲にモーツァルトの「ロンド」

(「ハフナーセレナーデ」クライスラー編曲)がありますがこれをきちん とリズム

とテンポがコントロールされて弾くことができれば合格です。

> またカイザーの1巻の巻末に「サルタートとスピッカート・ソティーレを一緒
 にしてはならない」って書いてあったんですが、とスピッカートって同じなん

 ですか?

私の持っているカイザー教本は昔のもので「福井直弘」の監修ですのでその

文言はありませんが多分(間違っているかもしれません)「スピッカート・ソテ

ィーレ」とは「スピッカート類」の意ではないかと推測されます。この名の奏法

を聞いたことがありませんから。

> また、今、自分はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークをやって
> るんですが、最初の8分音譜などは、どのようにひけばいいのでしょうか?

はじめの付点4分音符を最速の全弓で弾き終えたらすぐに弓を弓元に素早く

戻し弦上に置いて8分音符を鋭く弾きはじめます。(ボーイングが違う場合も

ありますが)およそ8分音符であっても前に16分休符をつけて16分音符にし

ます。

> 自分は先生についていないので、自分でやってる事が不安でしかたあ
> りません。

ヴァイオリンの独学は大変ですね。先生に師事されてなければ誰か聞いて

もらって批評してくれる人をさがして下さい。いやかもしれませんが素人の

耳も鋭いも のがありますから。自家中毒が一番こわいのです。音程やリズ

ムなどはじめにやらなければならない重要なことがありすぎますので。

大学からならヴァイオリンは十分伸びる可能性があります。がんばって下さ

い。これからもまたいらして下さい。
 

 

 

 ♪ヴァイオリンの角度

 

 

ホームページ、楽しく拝見させていただいています。
私はバイオリンを4年ほどやっているのですが、今まで指導して下さっていた

先生が引っ越されることになり、その先生のご紹介で、今年の8月から新しい

先生 に習うことになりました。先日、新しい先生の所での初レッスンに行って

きたのですが、そこで早速、指摘されたのが「バイオリンの角度」についてでし

た。私の楽器の構え方は、体に対して「開きすぎている」とのことでもう少し楽

器が前を向くようにと指導されました。
楽器が開きすぎていると、「首を横に向けることになるので、首やあごに負担

がかかる」、「左腕が体に近くなるのでビブラートやシフティングに支障が出る」

などの説明を受けました。

前の先生の所では、弓が先まで使えたら楽器の角度にこだわる必要は無いと

導されてきまして、わたし自身がかなり大柄なため(186センチ)、楽器が横

を向いていても楽に弓が使えていたこともあって、新しい先生の一言は思わぬ

ご指摘でした。

どちらの先生も、人柄も良く一生懸命ご指導下さる方で、かつ演奏も素晴らし

ので、私としてはどちらを信用してよいのやら混乱しています。また、先生が

わることの難しさを実感しています。そこで何かアドバイス頂けると幸いです。


ご質問の件ですがお弾きになっているところを見ていないのでご参考程度に

考 えて下さい。
私は演奏スタイルや音色等はその人の体型からきているのではないかと考え

て います。その体型が人それぞれの歩き方やしゃべるテンポを変えているのと

同 じように音も形づくっているように思います。これまでの経験ではじめてヴァ

イオリンを持ったフォームはその後そう変わらないと考えるようになりまし た。ま

た変えたとしても顔の整形と同じようにかえって不自然に見えます。教 育でき

範囲は極めて狭いように思います。はじめのフォームがその人にとっ て楽と

ことと自分自身の音を出す合理的な理由があるからで。

前のウィーンフィルのコンマスのヘッツェルの弾き方をご覧になったことがあ
りますでしょうか。それは古風というか楽器を無理に顎に挟んで右手は手首の

みで弾いているような硬い奏法でした。私のかっての先生も同じような体だ っ

たので同じようなフォームでした。しかし奏でられた音は素晴らしく柔らかい音

楽性豊かな音色でした。したがって一般的に不自然な弾き方であったり見て

いる人と違うスタイルであっても奏法はその人自体を体現しているものと考え

た方が賢明のように思います。
それはフォームでいい音が生まれるのではなく求めている音がフォームをつく

るということを知っていただきたいと思います。

ただレッスンでのご指摘はそのフォームだけで判断されているのではないよう

に思います。その音にフォームからくる不合理さを先生は感じられたのではな

いかと思われます。そのフォームで出された音がどういう影響を受けているの

か先生に指摘されたフォームにちょっと訂正してみて音がどう変化するか試し

てみる必要があります。その試行錯誤が進歩につながると思います。

一番いいのはあなたと同じ背格好の著名なヴァイオリニストのフォームと音色

を研究してみるといいと思います。そうすると不思議と音楽の好みが一致する

のではないかと思います。それとできるだけあなたと同じ体型の先生につか

ることをおすすめします。痩せた先生と太った生徒、背の高い生徒と背の低

い先生では見本にならないかもしれません。そのへんを理解している先生で

あれば問題ありませんが。

おわかりいただけたでしょうか。ちょっと文章では伝わりにくいかもしれませ
んがこんなところです。また更に何かありましたらどうぞ。  
 

 


 

 ♪ 練習法

 

 

ヴァイオリンの練習方法のことでお聞きしたいことがありまして、 こうしてメール

を出したわけであります。   現在「タイスの瞑想曲」を練習中なのですが、いくら

弾いても 汚い音(響きが無い音、etc)にしか聞こえないんです。 タイスに限ら

ず、全体的に僕が弾くときれいな音が出ません。 CDと聞き比べると、『同じ楽

器を使っているのだろうか?』 と感じるくらいの納得のいかない音です。   なに

かいい練習方法は無いものでしょうか? アドバイスお願いします。  

 

 

「タイスの瞑想曲」を練習中とのことですがいい音や美しい音はいろいろな条

件があると思います。

まず楽器と弓がどの程度のランクのものかということです。またその楽器が調

整されて最上の状態にあるかということです。

その上で次に弾き手の問題があります。これは人の顔と同じ位違う音がでて

きます。しゃくですが生まれつきいい音をだす人がいます。またその反対の人

もいます。ただそれだけであれば、それは美人であれば人として上等であると

いうことになってしまいます。

しかしその人だけが持っている音を大切にいかに表現するかが聞き手に感動

を与えると思うのです。かって巨匠シゲティがいました。音は貧弱でしたが精神

的に深く彫りこんだ演奏を多くの人に今も感動を与えています。

更に今回のご質問の最大のポイントかと思いますがCDとの比較はほとんど

意味のないことに思います。もちろんCDの演奏者は世界的な巨匠クラスでしょ

うか らいい音で当然でしょうが私もかってスタジオ録音したことがあってその

あまりの違いにびっくりしたことを覚えています。これが自分の音?音響技術

のすごさ をまのあたりにしました。

歴史的名盤といわれる戦前の録音を聞きたいと思いますか。その音響と区別

した演奏そのものをそして演奏者の表現が聴けるようになるとその楽器の発す

る音の意味がわかってくるように思います。

いい音を出す練習法のアプローチの仕方はいろいろありますがやはりまずは

音程とビブラートではないでしょうか。響く音程と数がコントロールされたビブ

ラー ト、ワンボーイングで4つ、6つ、9つ単位の振幅を確実に会得すればそ

れだけでも違いがでてくると思います。ことに「タイス」の出足などはまさにそ

れがす べてです。そして「タイス」のもっている呼吸と演奏者の呼吸と聞き手

の呼吸が一体になれるように弾くことが大切に思います。

長くなりましたがとりあえずそんなところでしょうか。まだまだ若いのでうらや

ましいです。がんばって下さい。
 

 

 ♪親として

 

 

娘(小2と年長)にバイオリンを習わせています。
上の子は、割と比較的 前向きに 先生にも失礼のないよう、気持ちを込めて 

ひいてます。しかし、妹は 家では、しっかり弾ける(親バカか?)のにいざ先

生の前にでてひくともっている力が 非常に半減し後ろで 見守るのか、恥じ

をかいている 感じです、他に塾(国語 算数)に行ったりして宿題にも 多

おわれたりと、本人たちは、大変のようです。

姉も妹も、5さつずつ(シェラーディック セビシック 小野アンナ音階教本 カ

イザー  新しいバイオリン教本)お稽古でつかうので、さらっ ていきますが、

としてはそのうち「もういやだー  バイオリンきらいー!!」 と 言い出すので

は、ないかと、心配です。読譜も大事なので ピアノ (先生は、Vl を重視する

ようにと承諾してくれてます)も 行っています。親の私は、ヴァイオリンの音色

が大好きなので、ずっと(音大行くかどうかは 別として、)趣味でも( きちんと

音楽を楽しむ)続けてほしいと思っていますが、先生に教えられた箇所直す

箇所がいくらさらってもできないと娘たちはあきらめたり集中しなくなります。

 わたしの 躾 や 何か 言葉が足りないのかな・・・と 考えてしまいます。
他の年齢で ものすごく弾ける子を みると つくづく 我が子には 才能の
かけらも ないのかな・・・ と 落ち込んでしまいます。なにか、いい方法があ

りましたら、教えてください。長く続けられるには、 親が どうするべきでしょ

うか?

 

お話をお聞きして思いました事を書かせていただきます。

これほどの濃密なレッスンを受けられることじたいこの年齢ではすごいと思い

ます。そう思われませんか。ヴァイオリンをはじめてもすぐやめてしまう人もい

れ ばキラキラ星を半年もかけてゆっくりしかできない子もいます。それぞれで

すがあなたのお子さんは大変恵まれていると思います。才能のかけらもない

という見 方ではお子さんの意欲はうまく育たないのではと心配になります。

生涯に数限りなくアプローチするものが人にはあります。スポーツや科学や美

術や料理も。音楽そしてヴァイオリンはそのたくさんの中のたった一つのもの

にす ぎません。それが思い通りにならなかったとしてもそれは取るに足ら無

いことに思います。宮沢賢治はチェロを弾きましたがうまくなりませんでした。

そのかわ り「セロ弾きのゴーシュ」という名作を生みました。素晴らしいですね。

楽器に限ったとしてヴァイオリンがうまくひけないからといって他の楽器も弾け

ないかというとそうではありません。プロのオケの管楽器奏者の多くの人が子

供 の頃ヴァイオリンの経験者だったということを確かめたことがあります。チェ

ロの山〇伸子さんもはじめピアノだったそうですよ。

子供に親の気持ちを伝えることは至難ですね。「目の先」の見ているものが

違いますし絶対に干渉しては逆作用となります。本当に音楽が好きなら環

境さえあれ ばいつでもはじめます。「音楽適齢期」があるように私は思います。

あせっても何の利益もありません。むしろ弊害だけです。それよりも親が楽器

を楽しんでい るところを見せた方が、そう背中が大切に思います。

大学からヴァイオリンをはじめらた方からもたくさんメールを戴いています。私

の生徒で50代ではじめて今ザイツの協奏曲を楽しんでいる人や小学生の時

教え た生徒が中高とやめて大学で再開しアマオケのコンサートマスターとな

ってまた職業もヴァイオリン屋さんをしている人もいます。すごくうまくなった人

も必ず しもプロにはならないでお医者さんになった人もいます。勿論音大にい

った子もいますが本当に音楽を楽しんでまた自分を表現できその演奏がつづ

けて聞いてみ たいと思わせる演奏をするかという重要な問題にぶつかります。
他人と比べる事は禁物です。その態度を子供さんににちょっとでも見られたら

悲しい事になります。暖かくゆっくり見て上げて下さい。伸びる子スローな子そ

れ はどんな分野でも同じです。才能の育つところは一つではありません。親

の方が肩の力を抜いて見て上げて下さい。

私の考えはこの競争社会にあっては優柔すぎるかもしれませんがそう思うこ

としかできません。もしヴァイオリンをやめたいと言われても動ぜずその子にあ

った ものを見抜いてあげて下さい。それまでのかけた時間やお金を思うともっ

たいないと感じられても。やめても好きであればきっと再開するでしょう。

現実にその弾けないところをどうするかはやはり繰返すことしかありません。
しかし10回やってだめな時はその段階では無理でしょう。それに該当する練

習法を先生に考えていただかなくてはなりません。ただ漫然と練習曲をやる

のでは なくこの時にこそカイザーの該当するところから選んでさせることがい

いと思います。その弾けない部分の段の先頭に赤丸で印をつけて何日後か

に再度挑戦する のがいいと思います。あるいはヴァイオリンの練習を休むの

もいい方法です。それは頭をリフレッシュさせ肩の力を抜きます。いつも練習

しているとどこかに必 ず力が入ってしまいます。

その弾けないところの改善方法は人によってまったく違います。ただ理論的
に何が悪いのかがわからなければそれは時間の無駄です。必ずその原因
があります。それを先生に聞いて見て下さい。そうしないとその段階で終わっ
てしまいます。

最後にひとつ。姉妹で同じ楽器をすることはあまりおすすめできないですね。
うまく姉妹が演奏家になっている例もありますがその過程は複雑に思います。
いつも比較の対象になってしまうからです。どんなに本人達が苦しいかと思

います。はじめはたしかに上の子のやるものをまねしたくなるものですが、そ

れははじめのうちだけではないでしょうか。

大変不躾な独断的なことを書いたように思いますがお気に障ったらすみませ

ん。私の考えを書かせていただきました。

また何かお聞きになりたいことがありましたらメールしてください。

 

 

 

 

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